梅雨明け〜初秋の繁殖強化プラン|産卵数と歩留まりを最大化する運用(7〜10月)

メダカの繁殖をイメージしたイラスト(オレンジ色のメダカ2匹と卵、水草) 夏の管理

7〜10月は繁殖の書き入れ時。高温・豪雨・日照の振れ幅に対応しながら、産卵数UP×卵の生存率UP×稚魚の歩留まりUPを同時に狙う運用をまとめました。

結論:親は「1♂:2〜3♀」のペアリングで産卵床を毎朝回収→卵は別容器+弱エア+ごく薄メチレンで管理→稚魚は早めにサイズ分け。屋外は午前日光+午後日陰(遮光30〜50%)で高温を抑えます。

親の選び方とセット数

  • 比率:1♂:2〜3♀(追尾ストレス軽減&受精率UP)
  • コンディション:ヒレが開く・体まっすぐ・泳ぎ安定
  • セット数:狙う稚魚数に合わせて親容器を増やす(親10匹で卵は毎日数十粒が目安)

環境:温度・日照・餌

  • 水温:22〜26℃が安定(真夏は高温対策を徹底)
  • 日照:12〜14h確保。屋外は午前日光/午後は遮光30〜50%
  • 給餌:主食粒+週2〜3回の高たんぱく(冷凍赤虫等)を少量。与えすぎはNG

週次タイムライン(例)

期間やることポイント
W0親選別・容器リフレッシュ・産卵床設置過密回避(1L=1匹目安)・水草で隠れ家
W1–2毎朝産卵床回収→卵は別容器へ弱エア+ごく薄メチレン・白化卵除去
W3–6孵化ピーク→稚魚をサイズ分け開始1日3〜5回の少量給餌・蒸発分は同温で足し水
W7以降若魚の選別・生育に合わせ容器追加高温/台風週は水位調整・遮光強化

卵〜孵化の管理

  1. 産卵床は毎朝チェック。卵部分だけカット。
  2. 別容器にカルキ抜き水+弱エア。ごく薄くメチレンブルー。
  3. 22〜26℃で2〜7日管理。白化卵はピンセットで除去。

屋外の高温・豪雨対策(要約)

  • 高温:遮光30〜50%・水量UP・午前日光のみ・送風
  • 豪雨/台風:縁から2〜3cm下にあふれ防止穴・前日は水位を下げる・翌日は1/3換水
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