猛暑日は水温の急上昇が最大リスク。屋外・室内どちらでも「遮光」「送風」「水量(熱容量)アップ」を組み合わせれば被害を最小化できます。まずはこのページの手順どおりに動けばOK。
結論(最短手順):①日差しを切る(遮光30〜50%)→ ②水面に風を当てる(扇風機/アクアファン)→ ③水量を増やすor水位を上げる → ④直射を午前中だけに制限。温度は急に下げすぎないのがコツ。
まずは30分でやる緊急対応(共通)
- 容器/水槽を直射日光から移すor遮光ネットで日差しをカット(理想は遮光率30〜50%)。
- 水面に風を当てる(屋外=扇風機/うちわ、室内=アクア用冷却ファン)。
- 水量を確保(水位を上げる・大きい容器に集約)。
- 温度計で状況確認。下げるのはゆっくり(急冷はNG)。
屋外の高温対策
- 遮光ネット・すだれ:直射を午前だけにして午後は日陰。遮光率は30〜50%が扱いやすい。
- 水量アップ:NV#22→#22複数 or トロ舟60Lなど深めへ。深さがあるほど温度が安定。
- 設置場所:西日直撃は避ける。地面の照り返し対策にブロックや台で底上げ。
- 打ち水・通風:容器まわりに打ち水+風通しを作る。フタは落葉ネット等で風が抜けるものに。
- 水草・浮き草:日陰や隠れ家を作る(ホテイアオイ/浮草)。
屋外向けおすすめ
▶ 遮光ネット(50%前後)
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▶ すだれ
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▶ トロ舟60L(熱容量UP)
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▶ 水温計(ステッカー/デジタル)
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室内の高温対策
- アクア用冷却ファン:水面に風を当てて蒸発冷却。自動給水までは不要でも、減った分の足し水は毎日同温度で。
- 室温管理:エアコンで部屋を27〜28℃目安に。直射が当たる窓は遮光カーテン。
- ライト発熱対策:LEDの発熱が強いなら点灯時間を短縮(8〜10時間)or高さを上げる。
- フタの扱い:完全密閉はNG。半開にして空気を流す(飛び出しに注意)。
室内向けおすすめ
▶ アクアリウム冷却ファン
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▶ 24hタイマー(照明/送風管理)
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▶ 水温計
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水温の目安と運用
水温 | 状態の目安 | 運用のコツ |
---|---|---|
〜26℃ | 安定 | 通常運用。日照・給餌はいつも通り。 |
27〜30℃ | やや負荷 | 遮光+送風を開始。給餌は気持ち少なめ。 |
30℃超 | 高リスク | 遮光強化・送風・水量UP。急冷は避ける。 |
やりがちなNG
- 急冷:氷や凍ペットボトルを直接入れて一気に温度を下げるとショックの原因。使うなら別容器で冷やした水を少しずつ足す。
- 密閉フタ:酸素不足と温度上昇。半開+送風に。
- 小型容器の乱立:熱がこもりやすい。夏は可能なら大きい容器に集約。